うつ病で職を失った私は、退職後9か月後に「就労移行支援事業所」に通所することにしました。
この記事では、就労移行支援事業所を選ぶにあたって確認すると良いことについてまとめました。
見学は一か所だけでなく複数の比較をして、自分にあった就労移行支援事業所を選んでもらいたいです。
比較をする際には、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
スタッフが持っている資格、得意とする分野は何か?
就労移行支援事業所のスタッフがどのような資格を持っているのかを確認すると良いです。
なぜなら、再就職に向けた生活を送っていく中で、どのようなサポートをしてもらえるのかイメージがしやすくなるからです。
一般的には下記の資格を持っているスタッフが多いようです。
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 生活支援員
- 職業指導員、就労支援員
私が見学の時には、下記の資格を持っているスタッフがいることを重要視しました。
心理士
うつ病と上手く付き合っていくためには、メンタルケアやセルフケアが有効です。
過去の自分の振り返りや認知行動療法などのカウンセリングは、やはり専門である心理士から受けることが大切と考えました。
キャリアコンサルタント
40代で職歴ありの私にとって、今までの経験も上手く活かすことが早く社会復帰をするためには必要と判断しました。
キャリアコンサルタントという資格は、多くの転職エージェントも持っています。
スキル、経験といった背景も踏まえた上でのアドバイスをもらうにはあったほうが良い資格だと考えました。
利用者はどんな職種に就職したか
インターネットや資料は主に、就職者数や職場定着率の情報のみになっています。
実際に見学に行った際は、過去の利用者がどのような企業や職種に就職したのかを確認するチャンスです。
あなたがどのような職種を目指すかによって、事業所の得意とする分野とマッチしているかの判断材料になります。
一日の過ごし方はどのようになるか
プログラムと個別訓練
見学時に、就労移行支援事業所で一日を過ごすにあたりどんなスケジュールかを確認できます。
例えば、私の通所している就労移行支援事業所では下記のようなプログラムがあります。
- セルフマネジメント
- コミュニケーションスキル
- パソコンスキル
- ビジネスマナー
- 模擬就労
- 運動/リラックス/余暇活動
他の利用者のかたと一緒に受ける形のプログラムです。
これらのプログラムに参加しない場合の過ごし方として個別に活動する場合もあります。
- eラーニング
- スタッフとの面談
- 読書
- 資格勉強
などがあります。
事業所内の雰囲気と利用者の様子
一日を過ごす事業所がどのような環境かについても、実際に自分の目で見ると良いです。
私は、下記の動画を参考にしました。
- 照明や音
- 机の配置や込み具合
- 面談室があるか
- 利用者とスタッフの距離感
などを実際に見学したときに確認をしました。
交通費や食事の支給はあるか
意外に負担となる交通費と食事代
電車で通所する場合には、往復の運賃がかかります。また、終日通所する場合には昼食代も必要です。
一日数百円かもしれませんが、しばらく通所する場合には大きな負担となる可能性があります。
事業所によっては片方、もしくは両方とも支給をしている場合があるので確認をしましょう。
私が通っている事業所は、交通費は後日振込み、昼食はお弁当を提供してくれます。金銭面の不安があったので、とても助かっています。
就労移行支援事業所を見学する時のチェックポイント
まとめとして、就労移行支援事業所を見学する時のチェックポイントをリストにしました。
見学時のチェックポイント
- スタッフが持っている資格、得意とする分野は何か?
- 利用者はどんな職種に就職したか
- 一日の過ごし方はどのようになるか
- 交通費や食事の支給はあるか
いくつかの事業所を比較して、自分にあった就労移行支援事業所を選んでください。
また、就労移行支援を利用開始するまでの全体の流れをまとめた記事は下記にありますので、参考にしてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。私が見学した就労移行支援事業所を下記に記載しますので良かったら参考にしてください。